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シュワルツェネッガー 作品情報・レビュー

ヒットシリーズ第2弾!『キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2』

コナンが帰ってきた!前作『コナン・ザ・グレート』のジョン・ミリアスから『ミクロの決死圏』などで知られるリチャード・フライシャーに監督が交替し、シリアスな内容の前作からより娯楽性がパワーアップした『コナン』シリーズ第2弾。

権力と富を欲するシャディザー国の女王タミラスは、手にした者に永遠の権力をもたらすという“眠れる神”ダゴスの魔法の角を探すようコナンに協力を求める。その見返りとして、命を落とした恋人バレリアを蘇らせると約束されたコナンは、ダゴスの角を手に入れるために仲間を従えて未知なる冒険の旅へと出発する。しかし、そこには女王タラミスの陰謀が隠されていたのであった──。

コナンのハードな前半生を描いたシリアスな内容の前作から、本作では楽しい雰囲気の中世ファンタジー風アクションに路線を変更。リチャード・フライシャー監督はコナンのキャラクター作りをシュワルツェネッガーにまかせ、そのアイデアを多く取り入れたという。それが原因なのか、本作のコナンは平凡なヒーロー的キャラクターに様変わりしている。

コナンの冒険は、ダゴスの角に触れられる唯一の人物といわれるジェナ姫とその護衛、盗賊というパーティーから始まり、行く先々で魔法使いや女戦士が仲間に加わるRPGさながらの展開を見せる。そんなメンバーのなかでも独特な存在感を放っているのがグレイス・ジョーンズ演じる女戦士ズーラだ。なにか重要な役割を果たすわけではないが、鍛え上げられた見事な肉体に角ばった奇抜な髪型という強烈なヴィジュアルに目を奪われること請け合いだ。

1800万ドルという製作費がかけられた本作、見所のひとつである怪物たちの姿が着ぐるみそのもので非常に安っぽいのはご愛嬌だが、当時の特撮技術を駆使した映像は手作り感満載でワクワクさせられるものがある。

前作に続いての参加となったベイジル・ポールドゥリスによるサウンドトラックも印象的で、作風に合わせて軽快さを増した勇壮な音楽は、作品の雰囲気をより引き立てるのに一役買っている。

サントラ盤アートワーク

全体的に、80年代という制作時の古臭さは否めないが、娯楽性に富んだ作風は前作のシリアス路線とはまた違った面白さがある。

『キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2』の興行成績

1984年6月29日、全米サマーシーズンのまっただ中に公開された『キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2』。当時、記録的ヒットを続けていた『ゴーストバスターズ』と『グレムリン』、同日公開となった『キャノンボール2』の興収を上回ることができず、全米興収ランキングでは初登場4位と苦しいスタートとなった。しかし、その後じわじわと3104万ドルまで売り上げを伸ばし、シリーズ前作(3956万ドル)には及ばなかったものの、全米公開作品で年間27位となるまずまずの健闘をみせた。

『キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2』Blu-ray

『リチャード・フライシャーによる音声解説』『オリヴィア・ダボとトレイシー・ウォルターによる音声解説』『Basil Poledouris: Composing The Conan Saga』『Conan: The Making Of A Comic Book Legend』など映像特典が盛りだくさん!…と思いきや、そのどれも日本語字幕未収録という残念仕様。

『キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2』作品情報

原題:Conan the Destroyer
監督:リチャード・フライシャー
脚本:ゲリー・コンウェイ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、トレイシー・ウォルター、サラ・ダグラス、ウィルト・チェンバレン、オリヴィア・ダボ、マコ岩松、グレイス・ジョーンズ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
全米公開:1984年6月29日
日本公開:1984年8月11日
全米映画ランキング:初登場4位
全米興行収入:3104万ドル
日本配給収入:7500万円